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どーも、ゆーすけです。
皆さんは、「リーダーになるには人の人生を背負う覚悟が必要だ」なんて聞いた事ないですか?まぁこれって、「リーダーになるには」の部分を、「結婚するには」に変えたり「親になるには」とかに変えたりしても成り立つと思います。そして、そう言う言葉も結構巷に流れていたりしますよね?
これはおそらく、「責任のある立場になるのなら、そこに付随してくる人の人生の責任を取らなきゃいけない」って事なんじゃないかと思います。まぁ確かにそれぐらいの覚悟はあった方がいいのかもしれません。でも、本当に責任があるなら、自分以外の人の人生まで背負わなくちゃならないのでしょうか?
確かに、自分で何も責任が取れない子供が小さい時などはそうかもしれません。でも、自分の元で働いてくれている人、自分の配偶者、ある程度の年齢のいった自分の子供の人生まで背負う必要があるのでしょうか?
これは賛否両論あるとは思いますが、僕にはそこまでの必要はないんじゃないかと思うんです。そもそもどんなに責任がある立場であっても、他人の人生を背負う必要なんかないんじゃないかと思うんです。
もくじ
自分が他人の人生を背負っていると考えるのはちょっとおこがましい
そんな風に「人の人生なんか背負う必要はない」なんて言ってはいますが、僕も最初からそう思っていた訳ではなくて、ちょっと前までは「自分がなんとかしなくちゃ」とは思っていたんです。結婚した時には「自分が一家の大黒柱として稼がなきゃいけない」と思いましたし、子供ができた時には「こいつらをちゃんと食わして、ちゃんとした教育を受けさせなきゃ」って思いましたし、自分で自分の研究室を立ち上げた時には「自分の元で働いてくれる人たちの生活は自分にかかっている」と本気で思っていました。でそれは全て自分の肩に乗っかっていると思っていました。
まぁ今でもその気持ちは持ってはいますが、ここ最近はちょっと考え方が変わってきて、全てが自分にかかっているとは思わない様になってきました。簡単に言い換えるなら、「家族や僕の元で働いてくれている人の人生を僕が背負っている訳ではない」と思える様になってきたのです。
それは、このブログを読んでくれている方は知っているとは思いますが、僕は自分の失敗で自分の研究室を潰しそうになります。まだ何も起こってもいないのに、その時はパニック状態になっていて、自分の研究室は潰れて、自分は今いる大学をクビになると思ってしまったのです。
で、毎日頭の中をぐるぐる回るのは、自分の元で働いてくれているラボメンバーの生活や自分の家族の生活でした。もう本当にその頃は全てを自分が背負っている様な気になっていたのです。でもね、これは本当におこがましい考えだったのです。
自分なりにこの状況を抜け出すにはどうしたらいいかと考え、それなりにもがいてはいたのですが、もしかしたら本当にヤバい事になるかもと言う可能性もその時点ではどうしても拭い去る事は出来ませんでした。そこで、僕は自分の家族にも、ラボメンバーにも素直にその時の状況を伝えて、家族には「収入がなくなるかもしれない、ごめんね」、そしてラボメンバーには「ラボが潰れるかもしれない、ごめんね」と正直に伝えたのです。
で、僕はみんなに責められるだろうと思っていたのですが、その時のみんなの反応は僕が思っていたものとは全然違っていたのです。家族もラボメンバーも「大変な状況である事はわかったけど、何お前1人で抱えてる気になってんの?」って言う感じの反応だったのです。これには僕は驚いたと同時に救われました。
これを聞いて、他人の人生まで背負っているなんて、どれだけ自分は調子に乗っていたんだろうとハッとさせられたのです。本当にこの時からです、僕はどんなに責任がある立場であろうと「他人の人生を背負う事なんて出来ないし、そんなふうに考える必要もない」と思える様になったのは。
人はみんな自分の人生を生きている
まぁ確かに、他人の人生を背負う事なんて出来ないってのはわかるけど、そんな風に考える必要がないってのはちょっと言い過ぎなんじゃないかと思いませんでした?他人の人生を背負ってるつもりでいるぐらいいいんじゃないかって思いますよね。
でもね、これ結構相手に対して失礼だったって事に気がついちゃったんです。僕はその時まで彼らが彼ら自身の人生を歩んでいるって事をあまり考えに入れていなかったんだと思います。だから、自分が全てを背負っている様な気になっていたんです。でも、彼らは彼らでちゃんと自分の足で生きようとしていたんです。
例えば、奥さんは僕がクビになっても、自分が稼ぐからなんとかなるって言ってくれました(ちなみに我が家は共働きです)。我が子たちは、自分たちの大学の学費に当てようと自分のお小遣いを貯めていたりしてました(まぁそんな微々たるお金で学費が払えるとは思いませんが(笑))。ラボメンバーも、最悪自分たちの給料を払う事で研究室が持たなくなるなら早めに言ってくれ、他の場所を探すからと言ってくれました。
で、その時思ったんです。「あー、そういえばこの人たちにも、この人たちの人生があって、みんなその中でなんとか生きようとしているんだよな」って。で、「自分が逆の立場でも、自分が生きる為には誰かに全てを託す訳ではなく自分に出来る何かをするだろうな」って。
要は、僕は周りを信用してなかったんだと思います。自分の力でなんとかしなくちゃ周りのみんなも共倒れになっちゃうんだろうなって勝手に思い込んでいんたんです。でも、実際はそうじゃなかったんです。この時からです、僕は一切「他人の人生を背負っている」と考える事をやめたのは。
その代わり僕は「僕の周りのみんなは僕は失敗しても、自分でなんとか生きていける人たちなんだ」と信じる事にしたのです。
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人の人生を背負う必要はないけど、責任は負う
でもだからと言って、僕は、彼らの人生に対して何もしなくていいとは思ってはいません。一家の大黒柱であり、親であり、研究室の主催者である事は間違いはないので、それなりに何かはしなくてはならいとは思っています。
そこで、僕が考えているのは、彼らに対しての責任は全てかぶろうとは思っています。まぁ例えば子達が何かしでかしたら、それは自分の責任として受け入れようと思いますし、ラボメンバーが何かやらかしたら、僕が全ての責任をかぶる準備は出来ています。まぁ奥さんに関しては対等でいるつもりなので、彼女の為に僕が何か責任をとるって事はほとんどないとは思っています。でも、必要ならそれら全てを請け負う覚悟は出来ています。
でも、上でも言った様に、彼らの人生は彼らが自分の力で生きていくべきだと思うので、それを僕が背負っているとは思わない様にしようとは思っています。これは、例えば彼らが何か失敗して生活が出来なくなっても、助けはするだろうけど、これを自分のせいとは思うのをやめようって感じです。
そして、これは彼らの人生なので、僕にどうこう出来る問題でもないって事なんです。彼らがもし失敗するなら、それはそれでしょうがないし、その失敗から何かを学んでいけば言い訳なんです。別に諦めている訳ではないですが、彼らの人生を僕が成功に導いてあげる事なんて出来ないんです。
冷たい様かもしれませんが、僕に出来る事は、責任を取ってあげる事だけで、彼らの人生を背負ってあげる事ではないんじゃないかと思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか?責任のある立場になったら、他人の人生を背負うつもりでいた方がいいなんて言われる事もあるかと思います。確かにそう言う気持ちでいる事は悪い事ではないのかもしれませんが、僕の経験から言って、そう考えるのはかなりのプレッシャーになってしまうんじゃないかと思います。
そして、そうやって自分が人生を背負わなきゃいけないと思っている人たちだって、自分の人生を自分の力で生きようとしているし、誰かに自分の人生を背負われたいなんて思っていない事も多いです。
だからと言う訳じゃないですが、他人の人生を背負おうなんて思わなくてもいいんじゃないかと思います。何かあった時に彼らの後ろから支えてあげられる存在でいてあげればいいんじゃないでしょうか。てか、逆にそれぐらいしか出来ないんじゃないかと思います。
ゆーすけ
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