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どーも、ゆーすけです。
突然ですが皆さんは、「ちょっと辛いぐらいなら簡単には逃げない方がいい」なんて事を聞いた事ってありませんか?まぁ確かにそれは正しい事なのかもしれません。誰の人生にも楽しい事ばかりじゃなくて、辛い事も起こったりします。で、その全ての辛い事から逃げようなんて感じに生きていたら人生はちっとも前に進んでいかないと思います。だから、ある程度の辛い事ってなんとかして乗り越えていかなきゃいけないってのは間違ってはないと思います。

でもね、僕は、それにも限界はあると思うんです。ちょっとぐらいの辛さじゃなくて、本当に耐えられないぐらいの辛さも時には襲ってくる事はあるんです。で、僕は、それぐらいの本当に辛過ぎてこれは耐えられそうもないって感じの時には、思い切って逃げてしまうのも1つの手なんじゃないかと思うんです。そんな時にも、辛い事から逃げちゃいけないなんて思わなくていいんじゃないかと思うんです。まぁこの辺はバランスです。そして、矛盾してる様に感じてしまうかもしれません。でも、僕は、簡単には逃げない方がいいとは思うけど、本気の本気で辛い時には逃げちゃう事も忘れないでいて欲しいんです。

ここでは、僕なりに思う逃げる時の心得みたいなものを簡単に紹介してみたいと思います。
もくじ
「これが一生続くのかな?」と思った時には逃げる
じゃあまず最初に、何を持って「ここは逃げてもいい」って判断をしていけばいいんでしょう?こう言うものがわかってなければ、逃げていいのに逃げないで頑張り続けてしまうなんて感じになってしまいますもんね。だからこそ、何かしらかの基準みたいなものが欲しいですよね。まぁこれは人によって違うと思います。だから、僕の基準が全てではないとは思いますが、僕がその場から逃げよう(もしくは、環境を変えちゃおう)と思う基準として持っているものの1つに「この状態が一生続いたら辛いなぁと思った時」って言うものがあります。そして、僕は、そう言う思考に陥って本当に苦しく感じてしまった様な時には、ことごとくその場を逃げてきました(笑)。

まず、医者と言う仕事を辞めました。あまりに忙し過ぎて息が詰まってしまって、毎日の様に「この状態が一生続いたら苦しいな」って思ってしまっていたからです。そして、日本という国からも脱出して、アメリカに移住しました。このまま日本にい続けても、自分が思っている様なキャリアを構築できる様な気がしなくて「この状態が一生続いてしまうのかな?」って思ってしまったからです。それに加えて、アメリカにきてからもポスドクという下積みの仕事から抜け出しました。「このまま一生誰かの下で働いているのは苦しいな」って思ってしまったからです。後から考えてみたら、それぞれの分岐点では前向きに環境を変えてきてはいますが、環境を変えようと思った最初のきっかけはほぼ毎回「その状況に一生いたら苦しいなって思ったから」なのです。

もうね、その都度その都度、毎日毎日ため息ばかりが続いていました。頭の中では「もうこれが一生続いたら苦しいな」って思考がぐるぐる回っていました。まぁでも、毎回その環境から逃げてきたと言っても、簡単にパッとその場から離れた訳ではありません。自分なりに深く考えて結論は出してきたつもりです。その決断に全く後悔はしていませんし、逃げれて良かったなと思っています。もしあのままそれぞれの環境に残っていたら、おそらく今もため息の連続だった事でしょう。そう考えるととても恐ろしいです。だからと言う訳じゃないですが、僕はこの様な僕の経験らも、本当に辛くてもう耐えられないと思った様な時には、逃げるのは全然アリだと思います。てか、そんな時には、そこから逃げるべきだと僕は思っています。

準備をしてから逃げた方がいい
まぁそんな風に逃げるべきタイミングみたいなものがわかったとして、そのタイミングがきたらすぐに逃げればいいのかって言ったらそんな事はなくて、逃げるとしても、それなりに準備をしてから逃げるって事は忘れない方がいいかもしれません。それはなぜかと言うと、その場から逃げたはいいけど、その後が何もない状態だったりしたら、それはそれで違った苦しみにさいなまれる可能性があったりすると思うからです。僕の場合は、医者をやめて日本を出ようと思ってから、実際に脱出するまでに2-3年はかかりました。まず日本からアメリカの情報を集める所から始まって、英会話の勉強を始め、アメリカでの就職先を探し、留学をサポートしてくれる研究費に応募し、渡米資金を貯め始め、日本の職場をやめる為の根回しをするなど、やめる前に必要だった準備は相当のありました。きっとその様な準備をしてなかったら、渡米してから相当苦しんだんじゃないかと思います。

そして、渡米してから得たポスドクと言う下積みのポジションから独立しようと思い立って、結局今の職場に移動することが可能になるまでには、3-4年かかりました。これに関しては就職活動に時間がかかったと言うのがあるので、自分で3-4年をかけたって訳ではないですが、結構長い準備期間が必要でした(就職活動以外にも、この3-4年で独立してからも困らない様にいろいろな準備はしてました)。まぁそれだけやっても、独立してから1度は研究室の経営に失敗する事にはなるのですが、この3-4年の準備期間がなければもっと大変な事になっていたかもしれません。だからと言う訳じゃないですが、本気で辛いと思って、その環境から逃げると決めたとしても、すぐにパッとそこからいなくなるのではなく、苦しい時間を過ごしながらも次につながる準備はしてから動くって事は覚えていた方がいいのではないかと思います。じゃないとその後が大変になってしまうんじゃないかと思うからです。

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今より生活レベルが下がる覚悟は必要
そして、いろいろと準備をして順調な形で辛い環境から逃げる事が出来たとしても、それで全てが丸く収まる訳ではないって事は理解しておいた方がいいとは思います。大抵の場合、逃げる前にいた環境より生活レベルが下がったりする事が多いからです(まぁこれに関しては全部が全部そうなるって決まってる訳ではないですが)。多くの人は、こう言う事を受け入れなくて、逃げないと言う選択をする事も多い気がします。でもね、何をやるにしても、それなりのリスクはあります。僕も医者を辞めてアメリカにポスドクとして渡米してきた時には無給でした。半年間給料なしのボランティアで働いていました。その時のボスは、「今は給料が出せないので研究費が当たるまで日本で待っていてくれないか?」と言ってくれたのですが、僕には「もうこれ以上日本で医者として仕事を続ける事は無理」と思っていたので、自分から「無給でもいいから雇ってくれ」と言ってアメリカに押しかけました。もうね、確実に生活レベルは下がりましたね(笑)。医者としてある程度稼いでいたのに、一気に無給ですからね。

まぁかなりのギャンブルをしたかもしれません(笑)。確かに1年ぐらいなら給料なしでいけるぐらいの蓄えは準備してあったのですが、その後はどうなるか全くわからなかったですからね。その時たまたま僕の前にいたポスドクの人がその研究室をやめて、それと同時期ぐらいに、その研究室に小さな研究費が入ってきたので、本当に運良く半年で無給状態からは抜け出しましたが、あの頃はかなり大胆でしたね。子供が2人いる今となってはそんな事は、絶対に出来ません。だって、運が悪ければ、何年も何年も無給であった可能性もありますし、家族4人でひもじい思いをしなくちゃいけなくなってしまうかもしれませんもん。今考えるととても恐ろしい事をしたもんです(笑)。でも、あの時に環境を変えないで日本に残っていたりしたら、生活レベルは安定していたかもしれませんが、辛い気持ちで毎日を過ごしていたかもしれません。まぁここまでの極端な例ってのは珍しいかもしれませんが、辛い環境から逃げるにはそれなりのリスクを背負う覚悟は必要だと思います。だって、確実に今いる環境よりは生活レベルは下がると思いますもん。

まとめ
いかがだったでしょうか?本当は1つの場所に不満なく長くいられるのが理想的なのかもしれませんが、その場所にいるのが辛くなってしまう事ってあったりしますよね。まぁちょっとだけ辛いってのならなんとかしてその問題を解決する方向で動いた方がいいとは思いますが、本気の本気で辛くてどうしようもないって感じだったのなら、そこから逃げてしまうのも正直言ってアリなんじゃないかと思います。無理してそんな環境にとどまっていても状況が好転するなんて事はあまり考えにくいと思うからです。

まぁでも最初に考えておいた方がいいと思うのは、自分がここから逃げるって決める時の基準だと思います。その辺がハッキリしてないと、とどまったほうがいいのか、逃げた方がいいのかって事がいまいちピンとこなかったりすると思うからです。僕が、その場から逃げるかどうかを決める時に使っているものは、「この状態が一生続いたら苦しいな」って思うかどうかって感じです。まぁ基準は人それぞれだと思うので、この基準に従う必要はないですが、もし良かったら参考にしてみて下さい。そして、自分の基準でそこから離れれるって決めたとしたら、少しずつ逃げる準備を始めておくって事が大事だと思います。逃げる逃げないに関わらず、いつでもそこから逃げる事が出来るって言うオプションを自分の手札として持っておくのは決して悪い事ではないと思います。後、もう1つ忘れないでいて欲しいのは、逃げた直後は今までいた環境より、生活レベルが下がる事もあるって事です。環境を変えたからってすぐに全てが上手く回るって事にはならない事が多いと思うからです。でも、自分が辛くない環境にいる事さえ出来ていれば、生活レベルなんかいずれ元に戻ってくるでしょうし、もしかしたら以前よりもっと良い生活レベルにする事だって出来るかもしれません。まず最初にできる事は、怖がらず、逃げると言う選択肢を考えてみるって事だと思います。ちょっとした勇気を出してみるといいと思います!

ゆーすけ
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