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どーも、ゆーすけです。
突然ですが皆さんは、インタビュー(もしくは、面接)を受けた事ってありますか?まぁ何か新しい場所にいきたいと思ってる時には、そう言うものを受けたりしますよね。入試の場面とか、就職の場面とかには面接って付きものだったりしますもんね。だから、多くの方はインタビューってものは少なくとも1回ぐらいは受けた事ってのはあるんじゃないかと思います。でも、そのインタビューってどうやったら上手く出来るのかってわからなかったりしますよね。

僕は、今現在アメリカの大学で講師をしてます。と言っても、僕が教えているのは、大学院生がメインではありますが。そして毎年1月後半から3月頭ぐらいの間に大学院の入試の為のインタビューってものがやってきます。僕も一応教員だったりするので、そのインタビューを任されたりもします。このブログでは以前に、「アメリカの教員になる為のインタビューは大変だった」って感じの話を書きました。で、ここアメリカでは大学院の候補者たちも似た様なスケジュール(講師のインタビューほどではないですが)でインタビューを行います。うちの大学院では30分間の教員との1対1形式のインタビューがそれぞれの候補者に対して4-5個ぐらい設定されています。まぁ学生にとってはかなりハードなスケジュールだと思います。そんな感じで、僕は、これまでに沢山の大学院候補者のインタビューを行ってきました。まぁインタビューをする側に回ってみると、インタビューをされる側だった時には見えなかった事だいろいろと見えてきたりもするんです。で、そう言う事って、インタビューをされる側の人って案外知らない事だと思いますし、インタビューを受ける時にはそう言う事を知って挑んでいった方がインタビューが成功する確率って上がったりするんじゃないかな?って僕は思ったりするんです。

だからと言うわけじゃないですが、ここでは、僕が思うインタビューされる側が知っていた方がいい事ってものについて簡単に紹介してみたいと思います。
もくじ
こちらに興味があるかどうかは大体わかる
まぁこれはインタビューに限らず、何事も経験を沢山積んでくるといろんな事が見えてくる様になると思います。まず僕がインタビューをする側になってわかってきた事は、インタビューを受けている候補者がうちの大学院に興味があるのか、それとも単なる滑り止めで受けてるだけなのかってのは、話をしてるだけでなんとなくわかるって事なんです。まぁこれは全てのケースに当てはまるわけじゃないとは思いますが、滑り止めの感じでインタビューを受けてる人のほとんどは、うちの大学院(もしくは、大学院のプログラム)についてほとんど情報を持っていなかったりするからです。なので、そう言うものを知る為に、僕は、候補者に「なぜうちの大学院がいいのか?」と「うちのプログラムについて知ってる事を教えて?」って感じの事を唐突に聞いてみたりするんです。そんな時に滑り止め感覚できてる人は、特にうちの大学院でなくても当てはまる様な当たり障りのない事しか答えてくれません。でも逆に、うちの大学院に興味がある人たちは、それはそれは細かい所まで調べていたりして、その質問に対して、僕が知らない様な事まで教えてくれたりもするんです(笑)。まぁこんな感じで質問に答えてくれたら、確実に好感度は高いです。まぁそれでインタビューの評価の全てが決まってしまう訳じゃないですが、こちらに興味がない人より、興味を持ってくれている人にきて貰いたいって思うのが人間だったりするんじゃないかと思います。面接官だって人間ですからね。

これは大学院のインタビューだけの話じゃなくて、どんなインタビューにも当てはまる事だと思います。まぁインタビューを受ける側として最初の段階で大事だなって思うのは、特に自分が興味がそこまでないと言うところであったとしても、応募をしている限りは、なるべくその場所の下調べをして、そこの情報を仕入れておくって事だと思います。それはインタビューを受ける側としても礼儀かな?とも思います。でもインタビューの経験を沢山積んでくると、相手がどれだけ下調べをしてきていても、こちらに興味があるのか、ないのかってのはなんとなくわかっちゃったりするんですけどね(笑)。まぁそんな意味からも、僕は、インタビューってものに受かる確率を上げようとして、やたらめったら応募しない方がいいんじゃないかと思います。応募する数が多ければ多いほど、受かる確率が上がる様な気がするとは思いますが、意外とそんな事はなくて、自分が受け入れて貰える所って、自分が興味を持っていて、それなりいきたいと思ってる所だったりするからです。

質問は沢山用意しておくのが大事
そして、次に僕がインタビューを受ける時に忘れないでいて欲しいと思う事は、質問を沢山用意しておくって事です。これは、意外とインタビューを受ける側が気がついていない事だったりすると思うんです。僕の感覚では、多くの方が、インタビューってものは、インタビューする側が一方的し質問をして候補者がそれに答えるってのを想像していたりするんじゃないかと思うんです。でも実際にはそんな事はなくて、インタビューってのは双方が質問し合って、お互いを評価するってものだったりするんですよ。でも、インタビューされる側に回ると自分の立場が低い気がして、質問なんてしちゃいけないって思ってしまったりもするんじゃないかと思います。

でもね、インタビューをする側からすると、候補者をインタビューに呼んでいる時点で、その候補者に対してはかなり興味を持っています。だから、候補者にはこちらにはいろいろと(特に良い部分について)知って貰いたいと思っています。その為にこちら的にも候補者にアピールする為に情報を流しますが、それで全てがカバー出来る訳でもありません。だからこそ、質問して貰いたいって思っているんですよ。そして、僕は、この質問をするってのは、こちらに興味を持っているって事をアピールする為の絶好の方法だとも思っています。だって、興味がない事には誰も質問なんて思い浮かばないですもんね。だからこそ、自分が受けているインタビューってものを大事に思うのなら、なるべく沢山の質問をしてみて欲しいんです。で、それが出来る様に質問は沢山用意しておいて欲しいんです。だって、インタビューする側も質問されたら嬉しいですもん。

それとこれはあまり起こらない方が良い事だとは思いますが、どうしてもお互いの話が合わなくてインタビューが全然盛り上がらないって事は時々起こります。そんな時には、インタビューをしてる側はなんとか話を盛り上げようとあれやこれやと話を振ってみたりします。でもね、そこで話を盛り上げる役目はインタビューする側だけのものではないとも僕は思うんです。だって、会話ってキャッチボールなんですから。だから、候補者側が盛り上げてくれたっていいんですよ(笑)。そんな時に有効なのが、僕は質問だと思っています。もうね、どんどん質問を投げかけてインタビューしている側の人間に話をさせてしまえばいいんですよ。そうすれば、自分はあまり喋らなくても良かったりします。そうすれば、自分が興味を持ってるアピールも出来るし、自分がいきたい場所の情報も沢山手に入れる事が出来るし、つらーい沈黙の時間も乗り越えられるしで、良い事づくめなんじゃないかと思います。

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メモを取るといい
で、次にインタビューをしてる側として、候補者がやってくれたら印象が良くなるなって言う行為は、メモを取るってものです。やっぱりね、インタビューをしてる側だって人間です。自分が何か発言した事を、聞いた相手がメモしてくれていたりしたら、それはそれで嬉しく感じるものだったりするんです。だって、本当にそれをするかどうかは別として、メモを取るってのは、自分が聞いた話の内容を後から見返そうと思ってるって行為だと思うからです。誰だって、自分が何かを話した時に、相手がそんな事をしてくれたりしたら嬉しく感じますよね。僕だったら、少なくともそう感じると思います。

だからと言う訳じゃないですが、僕は、候補者と話している時には必ずメモを取る様にしています。まぁ本当の理由は、後から候補者の評価を書くときに必要になるかってものですが、裏の意味としては、僕は、あなたに興味がありますよって感じのアピールであったりもします(笑)。まぁ目的はどんなものであったとしても、メモを取るってのは簡単に出来る事だと思います。後から見直すかどうかはあまり気にせず、インタビューを受けてる時は、メモを取るぐらいの事はしてもいいんじゃないかと僕は思っています。まぁそこに自分が本当に興味があるのなら、自然とそうなっていくとは思いますが。

自分も相手を評価する立場なんだって事は知っておく
そして、これはちょっと先ほども言った事ではあるのですが、インタビューってのは一方通行ではなく、双方向の関わり合いが大切なんですで、僕の感覚では、これに関してほとんどの候補者がわかっていない事だと思うのですが、インタビューで大事な事は、自分はインタビューする側から評価をされている立場であるだけでなく、自分もこちらをを評価する立場であるって事なんです。これに関しては、絶対に忘れないでいた方がいいと思います。だからね、自分がインタビューを受ける時には、インタビューをする側の事もいろいろ知らなきゃいけないんですよ。インタビューをされてる様で、自分もインタビューをしてるぐらいの心構えでいるって事が大事なんです。そして、例え自分はそこにいきたいと思っていても、インタビューの過程で何かしらかの違和感を感じたのなら、受かってもそこにはいかないって決めたりする事も大事だったりするんですよ。

それはなぜかと言うと、大学院の場合では、自分がここにいくって決めた時点で、最低でも5年ぐらいはそこにとどまらなきゃいけなくなるからです。どれだけじぶんがいきたかった場所であっても、自分がそこにフィットしてないって感じだったら、それこそその5年間が辛いものになるし、無駄になってしまう可能性もあるからなんです。まぁイメージ的にはインタビューをされる側の方が弱い立場の様な気がしてしまうかもしれませんが、そんな事はないんですよ。お互いの立場は対等です。特にインタビューをしてる間は対等なんです。一旦自分がそこにいくと決めてしまったら、こちらの方が弱い立場になるって事はあるかもしれません。でも、その前までは対等なんです。だからこそ、自分がいきたいと思っている場所がどんな場所なのかって事を見極める為にも、いろいろ調べたり、質問したり、メモを取ったりって事が大事になってきたりするんじゃないかと思います。

自分語りばかりにならない様にする
そして、これもインタビューされる側が知っておくといい事かな?って思うのですが、多くの候補者がインタビューは自分のアピールの場所だと思っている様で、やたらと自分の過去を長々と語ってくれる事が多いんです。でもね、インタビューをする側は、候補者をインタビューに呼んだ時点で、実はあまりその辺の事を聞きたいとは思っていなかったりするんです。だって、インタビューに呼んでいる時点で、候補書の過去の経歴なんてものについては、大体わかっていたりするからです。その手の情報は、応募書類の1つである履歴書にほとんど書いてありますからね。まぁ言い換えるなら、その時点では、過去の経歴に対する評価は終わってるって感じなんです。そして、そこに合格が出てるから、インタビューに呼ばれてるって感じだったりもするんですよ。

じゃあインタビューをする側は何を見ているのかって言ったら、インタビューでは、その人の人間性とか、うちの施設でちゃんとやっていけるかどうかみたいなものを探ってるってのが本音だったりするんです。なので、ちょっとは自分の事をアピールするのは大事ですが、あまりそう言う事ばかりにとらわれずに、インタビューをする側の人間ときちんと会話をするって事を目標にした方がいいんじゃないかと僕は思います。そういう点からも、僕は、インタビューを受ける側は、自分をアピールする為の自分語りばかりにならない様に注意をするって事はとても大切な事だと思います。

まとめ
いかがだったでしょうか?まぁ今回はアメリカの大学院のインタビューという視点で書きましたが、これは他の分野のインタビューにも当てはまる事だと思います。もしかしたら、インタビューだけじゃなくて、普段の人付き合いにも通用する事かもしれません。

で、僕の経験から得た教訓を簡単にまとめると、人と上手くやっていく為には、
自分をアピールするばかりじゃなくて、相手に興味を持って相手の事も知ろうとする
って事が大切なんじゃないかなぁって感じだと思います。先ほどもちょっと言いましたが、人間関係は一方通行じゃないですからね。お互いのキャッチボールが大事なんですよ。それは覚えていて損になる事はないんじゃないかと思います。これが少しでも皆さんの参考になる事を願っています。

ゆーすけ
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