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どーも、ゆーすけです。
アメリカ在住の研究者です。こんな仕事をやっていると論文をか書いたり、研究費の申請書を書いたりとものをたくさん書く機会があります。でも、全部1人で書くわけではなく、自分の教え子やら共同研究者やらと一緒に書き上げていくことが多いです。
そして、アメリカで仕事をしているので当たり前ですが、それらは全て英語で書くことになります。どんなに英語を書き慣れているとは言え、英語は僕の母国語ではありません。時々表現に自信がない時などは大学にいる医療系の校正者に添削を頼むこともあります。
このように一つの書き物を終わらせるのに、たくさんの人たちが関わって来ます。そして、その様な仕事を多くしていくうちにとても大事なことに気がつきました。
それは
フィードバックは、できるだけ早い段階でもらう方がいい(僕は6割ぐらいでいいと思っています)
と言う事です。言われてみれば「そんなの当たり前だよ」と思うかもしれませんが、ほとんどの人がそれをできていません。
もくじ
どこまで行っても完璧にはならない
基本どんなことでもどれだけ一生懸命やって真剣に取り組んでも、完璧になることはありません。まして、他人と仕事をしている様な状況では、自分の思っている完璧と相手の思っている完璧は全く違ったりします。
そして、得てして自分が完璧だと思っているものは実はそこまで完成度が高くないことも多いです。人は自分のことを客観的に見るのがあまり上手くないのです。
だから、ある程度頑張って「ここから先は時間がかかりそうだな」と思った時点(これが大体6割ぐらいな気がします)で、他の人に放り投げてしまうといいと思っています。
でも、頭ではわかっていても多くの人がこれができず、あーでもない、こーでもないと試行錯誤を繰り返しギリギリまで粘ってから他人に渡そうとするのです。
相手の時間も尊重する
そして、得てしてそう言う人に限って締め切りのギリギリまで自分で抱えることとが多いです。もうこれだけは本当にやめた方がいいです。締め切りのギリギリになってどうしようもない作品を渡されてももうどうしようもありません。
それよりも少しぐらいイケてない仕上がりでもいいから早め早めに一緒に働いている人には途中の段階であっても渡していった方がいいです。完璧な完成品を渡そうとはしない方がいいです。なぜならそのために一緒に働いているわけです。自分だけで全てを完結しようとは思わなくてもいいんです。
そして、どんなにいいものができたとしても、相手に直したりフィードバックを与えたりするだけの時間の余裕を与えてあげるってことは忘れない方がいいです。これは自分が上の立場だからとか下の立場だからとか関係なくです。一緒に働いている以上は立場に上の下もありません。とにかく相手の時間は尊重した方でいいです。
とにかく早め早めを心がけてみてください。
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ピンポン方式でいく
それではどうやって早めに返していくかと言うと、これは僕が編み出した方法で勝手に「ピンポン方式」と呼んでいるものがあります。どう言うことかと言うと、まず6割できた時点で相手に放り投げます。これがピンポンで言うところのサーブです。
それで相手からフィードバックが返って来たら、その時点でできることだけをやってすぐに(できれば1−2日)で送り返します。あとはこれの繰り返しです。とにかくひたすら相手のコートに速攻で打ち返すのです。
もし、相手も同じ様な働き方の人だった場合、締め切りまでに相当のラリーが繰り返され、最終的にものすごくいいものが出来上がることが多いです。
まぁ例えそう言う相手でなくても、とにかくひたすら打ち返す、これが人と働く上では大切なことです。やはりフィードバックを与えた方もそれなりの反応がある方がそれはそれで嬉しいものです。何もせずただひたすらギリギリまで抱えて後から焦るより、ピンポン方式でどんどん打ち返す方がいいです。
怒る人はどんな出来でも怒る
それでこう言う話をすると大抵の場合
と言ってくる人が出て来ます。それに対する答えとしては
です。だから初めの段階で質にはあまりこだわらない方がいいです。そしてもし怒られたら「なんか余裕がないんだな、かわいそうだな」とちょっと上から目線で見てあげてください。まぁそんなことより作品を完成させることのが大切です。
そして、後もう一つ。そうやって怒る人は直す気がない人です。もし、相手から渡されたものを直して改善していこうと思っている人なら、相手が作ったものの質なんかあまり気にしません。なぜならそこから良くしていけばいいと言うことがわかっているからです。
反対に直したくない人(もしくは直す実力のない人)は、質がそこまで良くないものに目くじらを立てて怒ります。まぁ残念ですがそんなもんです。もし可能なら次からその人と一緒に仕事をしなければいいだけの話です。もしそれが直属の上司であったりしたなら、その人以外に一緒にピンポンをやってくれる人を探して、そこで出来上がった最終プロダクトを渡したりするのがいいのかもしれません。でもまぁそれでも大抵怒りますけどね(笑)。
まとめ
今回は書き物をたくさんの人と一緒に完成させると言う形の働き方の話でしたが、これは他のどんな場面にも通じることだと思っています。1人の人が最後の最後まで抱えて、他の人がギリギリになって改善のために死に物狂いになる話って聞くことが多いと思います。
まぁそんなギリギリまで抱えちゃう困ったちゃんにならないためにも早い段階でどんどんサーブを打っていくのがいいと思います。そして、返って来たものはすぐリターン。常に相手のコートにおいておくつもりでいるのがいいんじゃないでしょうか。そんな感じでどんなことをやるときでも完璧は目指さずとにかく終わらせて、世(もしくは他人)に答えを問う。これが物事を前に進めていくためには必要なことだと思っています。だからこのブログも6割ぐらいの出来でどんどん更新していくつもりです(笑)!もし完璧なものを期待しているのならごめんなさい(笑)。
ゆーすけ
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