辛い時は

やばい時はなりふり構わず助けを求めた方がいい

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どーも、ゆーすけです。

アメリカの片田舎で自分の研究室を持ってがんの研究をしています。今は比較的落ち着いていますが、以前に一度自分の研究室の債務管理に失敗して、研究室を潰してしまいそうになりました。

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無理はし過ぎない方がいいどーも、ゆーすけです。 アメリカの片田舎の大学で自分の研究室を持ってがんの研究をしています。大学に雇われているとは言え実際は場所を...

今となってはいい経験だったと少しは思えるようになってきましたが、その時は本当に辛かったのを覚えています。おそらく自分1人では決して乗り越えることはできなかったでしょう。沢山の人に助けてもらいました。

でもその助けは自然にやってきてくれたわけではありませんでした。

ラボメンバーに正直に話す

研究室を自分で持っている研究者は大学に雇われているとはいえ経営者のような仕事もしています。研究費を外から獲ってきてその中から人を雇って、研究に関わる費用を捻出するというようなことも研究以外にやらなくてはなりません。しかし、その頃の自分はそこまでの余裕がまだなく、お金の管理に関しては結構どんぶり勘定で適当でした。

それが大失敗の始まりで「まだまだ余裕があると思っていた予算がこのままいったらあと数ヶ月でなくなるかもしれない」という最悪の状況に陥ってしまったのです。完全に自分のミスです。そして予算のバランスを見た時の僕は相当パニックになりました。でも、もうこればっかりはどうすることもできません。冷静に計算してみたところ、下手したらその時雇っていた3人のうちの誰か1人を放出せざるを得ないかもしれないという状況だったのです。

それで次の研究室のミーティングでラボのメンバーに頭を下げてその時の現状を報告しました。でもまだその時点では研究費が少し入ってくる算段があったので、1人を手放さなきゃならないかもしれない可能性はまだ口には出しませんでした。そして、その研究費が入ってくるまでの数ヶ月をものすごい少ない予算で乗り切ってもらうことをお願いしたのです。

まぁみんな最初は驚いていたのですが、僕のような若手のまだ安定していない研究者のところに就職する時点でそのような危険性があることはわかっていてくれていたので、なんとかみんなで協力して乗り切ろうという話でまとまってくれました。

信頼できる同僚に相談する

それと同時にいつもいろんなことを相談していた年上の同僚にもその時の状況を相談しました。その人には本当に助けられました。基本的にはその人自体がお金を助けてくれたわけではないですが、そういったお金がやばくなった研究者用の金銭的なサポートのシステムを大学が行なっているかもしれないという情報を教えてくれたり、ただ話を聞いてもらっただけでもその時の僕にはその人が救世主のように見えました。

そして、その後その人のプッシュもあって学内の小さな研究費がもらえることになり自転車操業状態には変わりはありませんでしたが、少しだけ本当にやばい状態を先延ばしにすることができました。

全てが全てではないですが、このようにやばい時に助けてくれる可能性もあるので、いろいろと相談できる人と普段から信頼関係を築いておくっていうのはとても大事なことだと思っています。

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ボスの耳に入る

まぁ噂ってのはどうやっても止められるものでもなく、次第にうちの研究室がやばいって話は周りの人に知れ渡ることになります。そして、最終的には僕のボスにも伝わってしまいます。

そして、ボスと話し合いの機会をもつことになりました。僕のボスはとても面倒見がよく普段からとても優しいのですが、こういったやばい状況で接したことがなかったので、その時はとても不安でした。

怒られることを想定して話し合いに臨んだのですが、ボスも同じ研究者で今の研究費を取るのが難しい状況では誰もがそのような金銭的にやばくなることがあることを理解してくれて、なんとうちにいる大学院生の授業料と給料を2年間サポートしてくれることになったのです。

そして

ボス
ボス
この2年の間に大型の研究費を取りなさい

と、復活のチャンスを与えてくれました。もう本当にこれには助かりました。この時までメンバーの誰か1人を切らなきゃいけない可能性を考えて夜も眠れぬ日々を過ごしていたので、もうボスには足を向けては眠れません。

とにかく助けてくれそうな人にも泣きつく

まぁそれでも危機を完全に抜け出せたわけではありません。もうこの頃になるとだいぶ吹っ切れてなりふり構わず共同研究者に少し研究の資材を分けてもらったり、デパートメントの秘書さんに相談して学内で利用できそうなサポートシステムを一緒に探してもらったりととにかく生き延びるためになんでもしました

それと同時に収入源を得るために死ぬほど研究費の申請書も投稿しまくりました。そして、あの壊滅的な危機から2年経ちましたが未だにあの時の3人のメンバーはうちの研究室で働いていてくれています(そろそろ大学院生が卒業なので状況は変わりそうですが)。そして、なんとか大型の研究費も獲得できることになりました。あの時のボスとの約束もなんとか守ることができました。

まとめ

僕の場合は運よく多くの人に助けられ危機を乗り切ることができました。でもあの時もし自分1人で全てを抱えてたった1人で乗り切ろうとしていたらあのまま沈没していたかもしれません。

人を雇っている責任感もあったからなのか、あの時の僕はなりふり構わず出来ることはなんでもやったし、知られるのは恥ずかしかったけどいろんな人に相談しました。何度も言いますが、これは本当に運が良かっただけなのかもしれません。でも一生懸命になってる人には誰かしらが助けてくれるのではないか?とも思っています。

今回の経験から学んだことは

本当にやばい時には1人で抱えず、なりふり構わずいろんな人に相談する

ということです。どうせ何もしないでいれば沈没していくのなら、とにかく浮上できるようやるだけのことはやってみるっていうことが大事なんだと思います。人事を尽くして天命を待つという感じでしょうか。もしダメだったとしても、そこまでやれば後悔もないだろうし、次に同じような経験をした時にきっと役にたつんじゃないかと思います。そして、結局何が言いたいかというととにかく諦めず最後の最後まで粘ってみた方がいい」ってことです。

ゆーすけ

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ABOUT ME
ゆーすけ
アメリカ在住のがんの研究してる人です。自分の経験を元にした「よりよく生きるためのヒント」を発信し、読む人の心を少しでも軽くすることを目指しています。
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