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どーも、ゆーすけです。
突然ですが皆さんは、家庭の中で使われている言語って何種類ありますか?えっ?何言ってんの?って思われるかもしれません。そんなの日本語一択に決まってんじゃんって思われるのが普通の事だと思います。まぁ我が家は家族4人(僕・奥さん・息子・娘)でアメリカの片田舎で暮らしているのでちょっと状況が違います。日本語と英語の2ヶ国語が飛び交っているんです(笑)。

まず僕(日本生まれ日本育ち)と奥さん(日本生まれアメリカ育ち)は基本的に日本語で会話をします。でも、子たちはアメリカ生まれアメリカ育ちと言う事もあって、ほとんど日本語を喋りません。彼らの母国語は完全に英語です。では家族間の会話はどんな感じなのかと言うと、僕と奥さんは基本的に日本語で会話をし、子たち同士は英語で会話します。で、親子間に関しては、親は子たちに日本語プラス英語で話しかけ、子たちは親に英語で話しかけるという感じで行われています。時にこちらの言ってる日本語が伝わらず全てを英語で会話する事もありますが、基本的に我が家の親子間では日本語と英語が入り混じっているんです。

まぁそれでも意思の疎通はきちんと取れているので何の問題もないですが、たまに日本語と英語の翻訳がもどかしく感じる時もあります。じゃあ「もっと日本語を教えればいいじゃないか」って言う意見もあるかもしれませんが、我が家は子達の日本語教育にそこまで力を入れていないんです。ここでは、なぜ我々が子たちの日本語教育にそこまで積極的になっていないかについて少し語ってみたいと思います。

もくじ
日本語学校に通いにくい
まず我々がどうして子たちの日本語教育に積極的になれないかと言うと、我々が住んでいる街の立地に問題があったりするんです。アメリカに限らず海外に住んでいるとその土地土地で日本語学校、日本語補習校などの日本語教育をしてくれる学校や、現地校などでも日本語を教えてくれる所などがあると思います。本当にこう言う場所が側にあってくれると海外在住の日本人にとっては、日本語をキープするのにはとても助けになってくれると思います。

でも残念ながら我々が住んでいる街は、非常に小さい街だし、田舎にあるのでその様な学校として日本語を教えてくれる場所が近所にはなかったりするんです(まぁこの街に住んでいる日本人も数えるほどなので、それもしょうがないと思います)。1番近くにある日本語の補習校は、車で片道1時間半ほどかかってしまうんです。単純計算で往復3時間になります。で、こう言うものは毎日行われている訳じゃなく、大抵は土曜日に行われていたりします。と言う事は、もしこの手の学校に通うとなると土曜日が1日潰れてしまう事になってしまうんです。まぁそれでも通った方がいいって考え方もあるかもしれませんが、我が家は土曜日を他の事に使う事を優先する為に、我が子たちを日本語の学校に通わせると言う選択肢は選ばない事にしたんです。もし、すぐ近くにあったとしたら通わせていたかもしれませんが。

他のアクティビティーとの兼ね合いが難しい
次の我々が子たちの日本語教育にそこまで力を入れない理由として挙げておきたいのは、他のアクティビティーとの兼ね合いが難しかったりするからなんです。まぁ通うのに往復3時間費やそうが、土曜日が1日潰れようが、それでも日本語学校などに通っている方がいらっしゃるのももちろん知っています。でもうちの子供たちには、我が家の方針でスポーツの習い事をさせていて、そのスポーツ練習や試合ってのは、土曜日にある事が多いってのが現状です。もうね、これを考えたら、土曜日を日本語教育にかけるのは、我が家では不可能って結論に達してしまったんです。

まぁ今後、日本に帰国する予定があるって言うのなら、帰国した時に困らない様に日本語をキープする必要はあると思います。なので、スポーツよりも日本語学習を優先すると言う選択肢も正直言ってあると思います。でも我が家の場合は、今の所日本に帰る予定は全くありません。このままアメリカに永住って形になると思います。で、やっぱり我々の場合は、土曜日にはスポーツを優先した方がいいんじゃないか?って言う事になって、我が家は子たちを日本語の補習校に入れない事に決めたんです。

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日本語を使う機会がほとんどない
まぁそれでも日本語の勉強を家でする事も可能ではあると思います。まぁそれはごもっともなんです。でもね。我が家の場合は、我々の家があるのがど田舎と言う事もあって、家の近所に日本人自体がほとんどいないんです。なので、必然的に子たちに日本人の友達が出来る事はありません。だって、物理的に不可能な話なんですから。と言う事で、彼らが日本語を話すとしても親である僕と奥さんとだけって事になってしまうんです。しかも、親子であるとは言っても、一緒に過ごしている時間は、平日は朝は起きてから彼らが学校にいくまでの1-2時間、夜も学校から帰ってきてから寝るまでの数時間程度しかないんです。まぁ週末はもっと長い時間を過ごすと言ってもたかがしれてます。

と言う事で、彼らは、1日のほとんどの時間を英語の環境で過ごしているって事になるんです。そしてね、日本語を使う機会ってほとんどないんですよ。もうね、これはあまり実感が湧かないかもしれませんが、このような状態でいくら日本語を教えた所でなかなか母国語並みの実力をキープする事は難しいんです。そして、彼らに日本語への興味を持たせるのも大変難しいです(だって、ほとんど使う機会がないんですから)。日本語を話す同世代の友達でもいればまた状況は全く違うものになるとは思いますが、なにぶん我々が住んでいる街が田舎過ぎるので、今現在の状況はこんな感じになってしまっています。まぁ言い訳してるって言われてしまえば、それまでかもしれませんが、これって本当に難しい事なんですよ。

どちらも中途半端になるよりは、片方を伸ばした方がいい
そして、これは、少し繰り返しになりますが、我が家は今の所は日本に帰国する予定はなく基本的にアメリカに永住するつもりでいます。そして、子たちもアメリカでずーっと生活していく事になると思います。確かに日本人の子供として生まれ、日本人というルーツがあるので日本語を話せる様になった方がいいのかな?って思う時は正直言ってあります。でも、彼らの将来を考えた時に、今日本語を無理に教える事がプラスになるのかどうかはよくわからないんです。だって、2つの全く異なる言語(日本語と英語)を両方ともネイティブ並みに扱える様になるには、始める年齢が若い方が有利である事には間違いはないとは思いますが、下手したら、どちらも中途半端になってしまう可能性も考えらなくもないからです。

以上の事を踏まえた上で、我々夫婦は、自分の子たちには、彼らが将来メインで使うであろう英語を中心に伸ばして欲しいと考えて、今の段階で日本語の教育にそこまで力を入れるのは控える事にしたんです。もうね、どちらも中途半端になるよりは、片方を伸ばした方がいいんじゃないのかな?ってのが大きな理由です。まぁかと言って、何もしないでほったらかしにしてるって事はなくて、なるべく日本語で話しかける様にはしてますし、時々ひらがなやカタカナなどを読める様に教えたりはしていますが。でも、本格的に日本語を教えるって事は我が家ではやってないってのが実情です。

まとめ
いかがだったでしょうか?まぁこんな感じで、我が家では日本語をそこまで一生懸命に教える事はしてません。だから、我が子たちは、基本的に英語しかしゃべません(まぁ日本語を聞く事は出来ますが)。まぁここには、賛否両論あるとは思いますが、僕らは、それでいいと思っています。

よく周りの日本人の方からは、
とか
とかって感じのご指摘を受ける事もあります。でも、基本的に我が家の方針を変えるつもりはありません。だって、これが我々夫婦の考えた我が子たちに対するベストな育て方だと思っているからです。いつか彼らが自分で日本語に興味を持った時に、そこから日本語の勉強を始めりゃいいし、それからでも全然遅くはないと思っています。僕だって、30歳を過ぎてから英語の勉強を始めて、それを仕事で使える様になるまでにはなったし(笑)、僕に出来るのなら、彼らにだって出来る事だと思っています。しかも、彼らには日本語の下地が少しはあるので、全く何も勉強してないよりは、日本語を覚えるのは幾分早いかもしれないとも思っています。

また、時々
なんて言われる事もあります。でも、僕は、これに関しては、孫だけが頑張らなきゃいけない事でもないとは思っています(ちょっと厳しい事を言ってるのかもしれませんが)。じーちゃん、ばーちゃんだって少しは英語の勉強をして孫たちに歩み寄ればいいんじゃないかな?と思っています。まぁ実際には、言葉なんか通じなくてもコミュニケーションを取る方法なんて山の様にあるんですし。お互いの言語がわからなくたって、わかり合おうと思えばわかり合えるはずです。まぁ後は、やる気の問題だったりするんじゃないでしょうか(笑)?

今回のお話では、海外に住む子供に対して日本語の教育をするのが良いとか、悪いとかって事を言いたい訳じゃなくて、我が家の場合は、こんな感じだよって感じの事が言いたかっただけなんです。でも、このお話が「海外に住んでいて子供の日本語教育に迷っている人」や「日本に住んでいて子供の英語をどうしたらいいかなぁなんて悩んでいる方」にとって、何か少しでも参考になったらいいなぁなんて感じに僕は思っています。

まぁ結局何が言いたいのかって言ったら、言葉の問題ってとても難しいよねって感じの事です(笑)。
ゆーすけ
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