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リジェクト(拒絶)を乗り越える為に知っておいた方が良い4つの事

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どーも、ゆーすけです。

突然ですが皆さんは、誰かにリジェクト(もしくは、拒絶)されたりする事ってありますか?まぁ普通に生活をしているだけだったら、そこまで頻繁にリジェクトされる事なんてないとは思います。でもね、時に何かに挑戦したりするとそんな場面に出くわすなんて事もあったりすると思うんですよ。だって、自分が挑んだ事の全てが認められるなんて事はないですもん僕は、今現在アメリカの片田舎の大学で研究者をしています。こんな仕事をしているとね、あらゆる場面でリジェクトを食らうんです(笑)。その大部分の理由は、科学の世界で一般的に採用されているピアレビューシステム(査読)という論文や研究費の申請書に対する審査方式にあるんです

説明しよう!

ピアレビューとは「投稿された論文や申請書を2-3人の専門家(査読者とも言う)が評価し、それらの質の良し悪しを決定する」と言うものである。

もっと詳しく知りたい人は(こちら)もどうぞ。

上記の説明は、もの凄くざっくりとしていますが、ピアレビューと言うものが、だいたいどんな経過をたどるかと言うと、まず投稿された論文や申請書が受理されるには査読者全員からOKをもらう必要があるんです。でもね、最初の投稿で、論文や申請書が受理されるなんて事はまずはありませんだいたい最初は、けちょんけちょんにされます。その際辛辣なコメントと共にリジェクトの連絡を受けます。場合によっては、もうそこでおしまい(もう再投稿出来ない状況)になる事もありますが、大方の場合は、そのコメントに沿って論文や申請書を書き直し、再度投稿し直すことが可能なんです。で、こんな感じのリジェクト、再投稿のプロセスを何度か繰り返し、最終的に査読者全員がOKを出してくれたらやっとここで受理されるという感じなんです。

どんなに人に認めて欲しいからと言って、他人の「そんな事ないよ」を引き出そうするのはやめた方がいいどーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、誰かに認めてもらいたいって思う事ってないですか?これはどんなに人にでもある感覚なんじゃ...

基本的に研究者の仕事の最終プロダクトは論文や研究費の申請書である事が多いので、良いか悪いかは別として、研究者をやっているとやたらとリジェクトに出くわす事が多いのです。でもね、そこで折れて逃げる訳にもいかずに、なんとかして受けたリジェクトってものを乗り越えて、最終的に受理を勝ち取らないとどうにもならないってのが現実だったりもします。で、こう言うリジェクトって言うのは、研究者だけが経験する訳じゃなくて、研究者ではなくたって、実際の生活の中で経験する事だったりもします。そして、それを乗り越えていかなきゃならなかったりもするんじゃないかと思います。で、受けたリジェクトを乗り越える方法ってよくわからないってのが実際であったりもするんじゃないかと思います

1回失敗したらまた1つ成功に近づいたと思うといいどーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、失敗するのって好きですか?これは愚問ですね。そんなもの好きな人なんかいませんよね。誰だ...

ここでは、僕が、これまでの経験から感じている、リジェクトってものを乗り越えていく為に必要なんじゃないかな?って事について簡単に解説してみたいと思います。

パーソナルに受け止めない

もうね、これは研究者みたいな仕事をしてる方には共感して頂けるんじゃないかと思いますが、研究者って基本的にもの凄い数のリジェクトを受けるんです。まぁ世間で言われているのは、研究費なんかの採択率は、多くて10%ぐらいのものなんです。だから、10回何かに挑戦したら、9回はリジェクトされるってのが現実だったりするんです(泣)。でね、これだけ何度もリジェクトを食らっていれば、それに慣れてくるかと思いきや実はそうでもありません。毎回毎回、リジェクト共に受け取る批判に対しては、頭にくるし、腹が煮え繰り返るし、がっかりするし、納得できない事ばっかりです(笑)。ピアレビューの基本の概念は論文や申請書の内容を否定するというよりは、内容を良くするための提案をするというものであると言う事はわかっているのですが、やはりネガティブな批判ばかりを目にすると冷静さを欠いてしまうってのも否めないものなんです。だって、我々だって人間ですもん。批判されたら、冷静さを失いますよ。しかも、自分が冷静でない状態でその様な批判を読むと、なぜだか自分自身を否定されいる様な気になってしまったりもしちゃうもんなんです

何事も個人的に受け入れない様にするどーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、何か他人に言われた事とか、他人にされた事とかで傷ついてしまったなんて事ってないですか?...

でもね、実はこれは完全な間違いで、基本的には仕事の内容や提案した計画にある不備を指摘されているだけの事が多いのです(残念ながら、中には人格否定のような批判があるのも現実ですが、それは非常に稀なケースです)。だから、どんなに否定的な批判を受けても、それらを少し俯瞰で見る様にして、自分自身と受けた批判を離して他人事の様に批判ってものは受け取る様にした方がいいんじゃないかと僕は思います。そして、自分自身の人間性に問題があるから批判を受けている訳ではないって事は、忘れない様にしながら批判は受け取る様にするといいんじゃないかと思います。じゃないと、受けた批判をパーソナルに受け取る事になってしまうと思うからです。そうしたら、批判を素直に受け入れる事が出来なくなってしまうと思います。それは非常にもったいない事をしてると僕は思います。

人格否定をしてくる人からは一目散に逃げるといいどーも、ゆーすけです。 皆さんも結構長く生きてきていると思うので、人から叱られたり、批判をされたりって事は1度2度はあるんじゃない...

批判に反応するには時間を開ける

そんな感じで、批判を受ける時には、冷静でいるって言うのが重要だって言う事はわかっていたとしても、批判を目にした瞬間にそんなものは頭からふっ飛んでいってしまうのも実際だと思います。どんなに穏やかで冷静な人であっても、自分の渾身の仕事に対する批判を目にしたり、耳にしたりしたらやっぱり頭に血が上ると思います。でもね、そこでその怒りを抱えたままの勢いで批判に対応したりしたら、だいたい大変な事になってしまうんです。全ての批判に喧嘩腰になってしまって、批判をしてきた人(この場合は、査読者)をぶちまかしてやるぞってぐらいの返答をしてしまう事になってしまったりします。でもね、これも絶対にやってはいけない事なんですよ。特にピアレビューシステムの中ではこれは絶対にやってはいけない事だと言われています。

挑発には絶対に乗らない様にするどーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、なぜだかわからないけど相手が自分の神経を逆撫でしてくるって状況に陥った事ってないですか...

それはなぜかと言うと、ピアレビューシステムの中では査読者ってのは神様だからなんです(笑)。何があっても批判を受けた側が勝てる事はありません。そして、査読者(もしくは、神様)は、投稿してきた下々のものの仕事を良くしてあげる為に断腸の思いで批判を書いてくれていたりもするんです(まぁ少なくとも彼らはそんな風に思ってます(笑))そんな人に感謝の念も示さずに喧嘩を売る様な事をしたら、神様としては、いい気はしないですよね。もうね、喧嘩を売った下々のものは、必ずしっぺ返しを食らう事になるんですよ。さらに酷いリジェクトや批判を受ける事になったりします。

何があっても喧嘩は売らない様にするどーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、誰かに頭にきた時って相手に喧嘩を売ってしまったりしませんか?まぁ特に相手に勝てそうな気...

そんな感じなので、ピアレビューシステムの場合、受けた批判への返信は「下手に出ながら自分の主張を通していく」と言う非常に高度な技術を必要とするんです。そして、それを可能にしていく為には、自分がかなり冷静になっておく必要があります。だからと言う訳じゃないですが、僕は、批判を受けたらその場ですぐには対応はせずに一旦寝かせるって事が必要だったりするんじゃないかと思います。もし可能であれば、1週間でも2週間でも完全に自分の怒りが収まるまでは、その批判には触れない様にするって事をオススメします。これは不思議に感じる事かもしれませんが、時間がある程度経ってからその批判ってものを見直してみると、「あれだけムカついていたはずの批判が意外と建設的なものだった」なんて事に気がつける事も多いんです。そんな意味からも、批判を受けて頭にきてもその場で対応せず、自分が冷静になるまで待つって、とても大事なことだったりするんじゃないかと思います。だって、どうせだったら、その受けた批判を有効に活用した方がいいと思いますもん。

受けた批判は後から振り返るどーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、人から批判される事ってありますか?まぁ生きてりゃ全て認めて貰える事なんてないし、どこか...

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良い批判と悪い批判を見極める

そして、そんな感じで、時間をあけて批判を冷静な目で見れる様になっていくと、今度は批判の中にも良いものと意地悪なものがあるのに気がつけるようになると思うんです。もうね、先ほども言った様に、いくら査読者が神様だからと言って理不尽な批判までそのまま受け入れる必要はないんですよ建設的で自分の仕事を改善するのに役立つと思える様な批判はしっかりと受け入れて、人格否定の様などうしようもないものは無視するか、適当に流すってのがいいんじゃないかと僕は思います。

「この人なんかおかしいな」って違和感は流さない方がいいどーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、誰かに出会った時に、「あれ?この人なんか変だぞ」って感じの違和感ってものを感じた事って...

僕もよく

査読者
査読者
こいつは経験に乏しい若手過ぎる

とか、

僕の専門分野の仕事で投稿しているのに

査読者
査読者
こいつはこの分野の経験が全くない素人だ

とかの、どうやっても上手に対応する事が出来ない感じの批判を受ける事っていまだにあります。そんな時には

ゆーすけ
ゆーすけ
この神様はったちゃんだな

って感じで、その様な理不尽な批判は、ちょっと上から目線で見て、適当に受け流す様にはしています。もうね、そんな感じの悪い批判ってものはありますし、そう言うものはまともに相手をしなくていいと僕は思います。で、その為には、きちんと冷静になって、それが自分にとって良い批判なのか、悪い批判なのかは見極める様にしていくといいんじゃないかと思っています

理不尽への対処法どーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、自分の周りにどう考えても理に適ってない事ばかり言ってくる人っていませんか?さっきまでこ...

淡々と挑み続ける

と、ここまでは、基本的に批判自体にどう対応するかって事を書いてきましたが、ここからは「批判への対応」と言うよりは「どうやって論文や申請書を通してくか」って事に近いのかもしれません。批判をかわしてばかりいても、結果を出さなきゃ意味ないですもんね。じゃあ結局どうしたかいいのかって言うと、簡単に一言で言うならば、

どれだけリジェクトされても諦めずに挑み続ける

って事に尽きるんじゃないかと思います。本当にね、これ以外に道はないんじゃないかと思います。どんなに批判を受けてもそれを受け入れて査読者(もしくは、神様(笑))のOKを貰えるまで挑み続けるしかないんですよ。

結果が欲しいなら挑み続けるどーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、何かを欲しいと思って挑戦してる事ってないですか?それはものだったり、地位だったりって感...

僕も1つの論文を投稿してから、それが最終的に受理されるまでに3年間戦い続けた事があります。大型の研究費を手に入れるのにプロジェクトを始めてから4年半ぐらいかかった事もありました。また、ここ最近は研究費の獲得の競争が激化していて、アメリカでは研究費の採択率が全投稿の5-10%なんて言われてます。僕も生き残るために必死になって研究費を投稿しまくってますが、年に(小さいものも含めて)15から20ぐらいの研究費の申請書を投稿して、数年に1回当たるか当たらないかの確率です(僕の場合は、採択率は5%にもいきません(泣))。全く当たらない年なんてその15-20の申請書を準備するのに費やした時間の全てがパーなんて事になってしまいますでもまぁこの世界に生きていてピアレビューのシステムを避けられない限りは、諦めず淡々と挑み続けるしかないと思って頑張っています。もうね、どれだけリジェクトされても挑み続けるって事でしか成功を手に入れるって事は出来なかったりするんです。

淡々と何かを続けていくって事は忘れないどーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、長い期間継続しているものってありますか?まぁこれってなんとも言えないですよね。継続をし...

まとめ

いかがだったでしょうか?僕の場合は、研究の世界の中のピアレビューに関わる事でリジェクトされる事って多いのですが、リジェクトをくらう事って誰にでも起こり得る事だと思います。もうこればっかりは、生きてる限り避けられる事でもないと思います。そして、リジェクトってのは、結局は他人からの評価なので、そこは自分でコントロールする事は出来ません。でも、そこにどう対応するかは自分次第なんじゃないかと思います

自分の身に降りかかってきた事にどう反応するかは自分次第どーも、ゆーすけです。 突然ですが皆さんは、自分の身に降りかかってきた事によって自分の機嫌とか、気持ちとかって左右されたりしません...

そして基本的にリジェクトされた時に自分に出来る事ってのは、

  1. 批判を個人的に受け取らない
  2. 批判にはすぐに反応せず、冷静になるまで放っておく
  3. 建設的な批判なのか、そうでないのかを見極める
  4. どれだけ批判されても成功するまで諦めずに挑み続ける

って事ぐらいなのかな?とも思っています。まぁこんな風にするのが1番難しいって事はわかりますが(笑)。本当は、リジェクトをくらわないぐらいの良い仕事するってのが理想なのかもしれません。でも、どれだけ考えても、そこまでの力は僕にはないと思うので、これまで通り面の皮を厚くして、どれだけリジェクトされても淡々と挑み続けていこうと思ってます。さっ次のリジェクトに向けて(すでにリジェクトされる予定です(笑))今日もお仕事ガンバローっと。

目の前の結果に一喜一憂しない方がいいどーも、ゆーすけです。 やっぱり何かやったら「結果」は欲しいですよね。やってもやっても「結果」がついて来なかったら辛くてやる気なく...

ゆーすけ

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ABOUT ME
ゆーすけ
アメリカ在住のがんの研究してる人です。自分の経験を元にした「よりよく生きるためのヒント」を発信し、読む人の心を少しでも軽くすることを目指しています。
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