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どーも、ゆーすけです。
突然ですが皆さんは、無理して頑張ってしまう事ってあったりしませんか?まぁ全く無理をしなくていい人なんていないとは思うのが、誰だって無理する時ってのはあると思うんです。でもね、僕は、それがいつもだって言うんじゃああんまり良くない様な気がします。だって、人間は機械じゃないですもん。下手したら、そのうち自分がぶっ壊れてしまうなんて事になってしまうと思います。だからと言う訳じゃないですが、僕は、出来る限り、無理なんてものはしない様に気をつけていった方がいいんじゃないかと思っているんです。

僕は、今現在、アメリカの片田舎の大学で自分の研究室を持ってがんの研究をしています。大学に雇われているとは言え、実際は場所を間借りしているだけの様な関係で、研究をする為には自分で外部から研究費を獲ってこなくてはなりません。そして、自分の給料(少しは大学がカバーしてくれるので実際は全額ではないですが)もラボメンバーの給料も、研究にかかる材料費なども全てその自分が獲ってきた研究費の中から賄わなければなりません。簡単に言い換えると、大学には所属しているけど、大学内に場所を借りている中小企業の社長みたいなもんなんです(笑)。

雇われた時にはある程度のスタートアップに必要なお金を大学から提供して貰ったは貰ったのですが、契約としては3-5年以内に自分の研究環境を確立し、外部から大型の研究費を獲ってこれなければクビになる可能性があるって感じのものでした。そんな感じだったので、今の職場に職を得た直後から、もの凄いプレッシャーに晒されながら働いていたって感じでした。特に最初の数年は、そんな感じだったのを覚えています。

もくじ
必要以上に働き過ぎた
今現在の我が家は、奥さんも仕事をしているので共働きなのですが、僕が今の職場で仕事をスタートしてから半年ぐらいは奥さんは、職探し中で、仕事をしていませんでした。自分の仕事で成功しなきゃいけないって言うプレッシャーをもの凄く感じていた僕は、奥さんが働いていないのをいい事に家庭の事はあまり顧みず猛烈に働いちゃったんです。朝は8時前にはオフィスに入り、夜の8時前まで職場にいるって感じでした。基本的に多くの人が朝9時ぐらいから働き始め、遅くとも夕方の6時ぐらいには職場を離れる様な環境で働いているので、周りからは「ゆーすけは、オフィスに住んでいるんじゃないか」と変な疑惑を持たれるぐらいに働いていたんです(笑)。

だからと言う訳じゃないですが、その時の僕は、いつも疲れていました。特に家に帰ってきた時には、もう頭は全く働かず、ソファーに座っってしまったら最後、もうそのまま起き上がれないって感じだったんです。で、それが毎日って感じだったので、慢性的に疲れが溜まっているって感じでもありました。まぁある程度歳を取ったって言うのもあったかもしれませんが、これまでの社会人生活の中で感じた事がないぐらいに忙しく働いていたと思います。まぁ、それに加えて、しつこい様ですが、とにかく疲れていました。時には、そのように全てを投げ打って全力で仕事をする時期も必要かもしれません。でもその時の僕は、明らかに働き過ぎだったと思います。

初めはなかなか上手くいかなかった
まぁそんな風に死ぬほど頑張っていたとしても、やはり何かを始めたばかりの頃は思うように物事は進んでいってはくれないものなんです。案の定、ことごとく応募する研究費、応募する研究費で、リジェクトされ続けました。その間にも、初めにもらったスタートアップのお金は、どんどん減っていきます。そして、研究費を獲る為には、実験をして予備データを出さなければならないので、さらにスタートアップに手をつける事になります。もうね、この頃の僕は、収入はないのにお金を使い続けなければならない不安(今でもそう言う不安は常にありますが(笑))に常にさいなまれていたんです。

まぁだからと言って、悪い事ばかりが続いていた訳でもなく、運よく小さめの研究費が当たります。これはすごく嬉しかったのを覚えています。そして、もうちょっとはお金を使い続けられると言う安心感を得る事も出来ました。しかし、その頃の僕は、研究費がどんな感じで自分の手元に入ってってくるかのシステムがよくわかっていなかったのです。お金が入ってくる算段がついて、いい気になっていた僕は、その時に大きなミスをやらかします。まだ小さな研究費のお金が入ってきてもいないのに、次の大きな研究費を獲る為と思って、予備実験に大量のお金を一気に注ぎ込んでしまったんです。これが大きな間違いだったんです。今だったら、研究費の獲得がわかったとしても、お金が入ってくるまでは財布の紐を締めるでしょう。でもその時は、本当に何もわかっていなかったのです。

獲得出来る予定だった小さな研究費に関するペーパーワークが思った様に進まず、研究費が貰えると言う連絡が入ってから、実際にお金が入ってくるのに1年近くもかかってしまったのです。なので、お金は入ってこないのに、どんどんお金は減っていくと言う様な状況に陥ってしまったんです。しかも、ギャンブルをするかの様に予備実験にお金を注ぎ込み過ぎてしまったので、結果として、その小さな研究費が入ってきた頃には、スタートアップのお金がほぼほぼないって感じになってしまったんです。もうね、これには本当に焦りましたよ。で、この時の僕は、「自分の研究室が潰れる」「もう明日にはクビになる」と言う極端な未来を想像し始め、どうしようもない不安に襲われ始めます。おそらくその頃の僕は、鬱状態に陥っていたんじゃないかと思います。でも、家族もラボメンバーも自分1人で養っていかなきゃならないと言うプレッシャーを勝手に感じてしまってもいたので、無理をしてさらにもっと働くようになっていってしまったんです。

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無理せず淡々と進んで行くしかないと気づく
で、そんな感じでむちゃくちゃ頑張った所で、すぐに結果は出てくれる訳でもないってのが現実だったりするんです。本当にね、その頃の僕は、働いても働いても何も上手くいかないって感じで空回りしまくっていました。そして、さらに自分を追い込むって感じにもなっていて、最悪の悪循環って感じでもあったんです。そして、自分はクビになってしまうと言う不安も日に日に大きくなっていたんです。もうかなりのどん底でしたよ。でもね、ある時に「生きてりゃ仕事なんて何だっていいんだよ」って感じの事を家族から諭されたんです。

これは、本当に自分の気持ちを楽しにしてくれました。そして、僕は、そこでようやく目が覚めます。仕事が全てじゃないし、たくさん働いたからっていい事なんて何もないと言う事に気がつく事が出来たんです。それからは、確かに生きる為には仕事をする事は大切だけど、常に全てが上手くいくわけではないし、良い時だって悪い時だって一喜一憂せずに、常に無理せず淡々と進んでいくしかないのではないのかなと思える様になりました。そして、そこで仕事の量をセーブする事に決めたのです。今では9時頃から働き始めて、遅くとも6-7時ぐらいまでで強制的に仕事は終了する様にはしています(まぁこれでもうちのデパートメンントの多くの人より働いているみたいですが(笑))。別にこれは仕事の手を抜くと言う訳ではなく、自分の限界を超え過ぎない様に配慮していると言う感じです。まぁ無理し過ぎて自分が壊れてしまったら何の意味もないですからね。

まとめ
いかがだったでしょうか?僕が、今回の経験で学んだ事は、仕事も含めて人生は長丁場だと言う事です。一生懸命やる事は、もちろん大事だとは思いますが、そこでやり過ぎて、短期間で燃え尽きてしまっては元も子もないんじゃないかと、今となっては思います。
人生はマラソンの様なものだ
と、世間ではよく言われていますが、今はその意味が本当に良くわかります。これからも末長く働いていける様に、無理はし過ぎずにペース配分はしっかりしていこうと思っています。

後、仕事が全てじゃないと言う事も、痛いほどこの経験から教わりました。家族も趣味も友達も仕事以外にも大事な事ってのは、沢山あると思います。そして、そう言う事も大事にするからこそ、結果として仕事にも一生懸命になれるんだと思います。だから、仕事一辺倒になったりせずに、いろんな事に興味を持って関わっていくってのが、なんだかんだで大事なんじゃないかなぁとも思います。まぁどんな仕事をしていてもクビになる可能性はあります。でも、もしそこでクビになったとしても、なる様にしかならないし、なんだかんだで結局なんとかなる様な気がしてます。だからと言う訳じゃないですが、そんなにいろいろと焦らずに、無理をしない程度に一生懸命働いていこうと言うのが最近の僕のモットーです。

ゆーすけ
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