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どーも、ゆーすけです。
突然ですが皆さんは、自分が経験した事を誰かに伝えたりなんて事をした事ってありますか?まぁなかなかそんな機会ってないですよね。普通にただ毎日を生きてるだけだったりしたら、どれだけ素晴らしい経験をしていたとしても伝える事はないですよね。まぁ時にはそんな機会に恵まれる事があったとしても、人に自分の経験を語るなんておこがましいって思ってしまったりもしますよね。そんな風に思う気持ちはとてもよくわかります。でもね、そこで自分の経験を語ったりするのは恐れたりはしない方がいいと思います。まぁそれが自慢話って感じなのならやめた方がいいかもしれませんが、そうでなければどんどん語っていってもいいと思うんです。僕の感覚では、人の経験って他の人の学びになったりもすると思うからです。だからこそ、怖がらずに自分の経験は語れる様になっていくといいと思います。

僕は、今でこそ大学で講義をしたり、研究室で学生を指導したりしてますが、学生時代は結構悪い子でした。もう時効だと思うから言ちゃいますが、とにかく可能な限り授業をサボりました(笑)。だって、普段は夜更かしして昼ごろまで寝てるって感じだったんですもん。そして、さらに悪い事に授業が終わる頃大学に行っては友達と飲みにいくって感じの生活をしてました。まぁ本当にね、最悪の学生だったんです。で、こんなのが医者になっちゃのだから、今では本当に申し訳ないと思っています。

でもね、これはちょっとムカついちゃうかもしれませんが、僕は、授業をサボっていた割にはそこまで成績が悪かった訳でもないんです。すごく良い成績って訳ではなかったですが、そこそこの成績は取っていたんです。だからと言う訳じゃないですが、何人かの教授にはものすごく嫌われてましたよ(笑)。そりゃそうですよね。授業には来ないのに留年する程悪くもないって感じの学生が今自分のクラスにいたら僕も嫌いになると思いますもん。まぁそれぐらい嫌な学生だったんです。でもね、ここで言い訳をする訳じゃないですが、僕が授業に興味がなくなっちゃったそれなりの理由があるんです。

もくじ
授業がひたすらつまらなかった
まぁそんな酷い学生だった僕でも、大学入学当初はさすがに授業に真面目に出てました。自分が学生に教える立場の講師になった今となっては、専門的な事を教えるのに面白い授業をするってものすごく難しいって事は恐ろしい程わかります。でも、そんな事学生だった自分にとってはこれっぽっちも頭の中にはありませんでした。もうね、その頃の僕が考えていたのは、
って感じだったんです。まぁ勉強をするのは嫌いではなかったのですが、こんな事をいつも思っていたんですよ。もう完全に生意気な学生です(笑)。最初はやる気に満ち溢れていましたが、本当に授業に面白みを感じなくなってだんだんと学校にいかなくなってしまったんです。まぁ短絡的な考えだとは思いますが、そこ頃の僕は、こんな感じで腐ってしまっていたんです。

でもね、ここでちょっと言い訳する訳じゃないんですが、その頃受けていた授業ってのは、教科書に書いてある事をただスライドやパワーポイントに落として、専門用語を交えただただひたすらに難しい話をされるだけってだけの授業ばっかりだったんです。聞いてても難しすぎてなんか眠くなるし、内容も教科書見ればわかるし、だんだん教室にただ座っている事がばかばかしくなっちゃったんです。最近の大学は出席なんかもうるさくなってきて授業をサボるなんて出来なくなってきたのかもしれませんが、なぜか僕が学生だった時はサボってもほとんどバレなかったんです(もしかしたら完全にバレてたけど、ただ見逃してくれてただけだったのかもしれませんが)。まぁやっぱり今考えても最悪な学生ですよね(笑)。でもね、つまらない授業を聞くってのも苦痛以外の何ものでもなかったって事もわかって下さい。

名物先生現る!
でもね、全ての授業がつまらなかったって訳ではなくて、それなりに面白い授業がったってのも実際なんです。もうね、もの凄く面白い授業をしてくれる教授ってのも中にはいたんです。その面白い授業をしてくれる教授は子供の外科が専門で、自分で自分の手の事を「神の手」なんて言っちゃう様なちょっと変わった先生でした。やる事も豪快で、状態の良好な患者さんを診た時には、カルテ1ページ全面を使って一言「OK」とだけ書いちゃう様な人でした(今こんな事やったら怒られちゃいますよね)。

その教授の授業はとても面白いと昔から評判だったので、普段はほぼ学校にいかない僕もこの教授の授業には迷わず出席しましたよ。
どんな授業だったかと言うと
- スライドに文字は一言もなし。
- あるのは症例の写真やレントゲンのみ。
それを見せながら
とか
とかっていう感じの自分の自慢話の様なものを面白おかしく話しながらも、その分野の重要な疾患については完全に網羅していると言う様なものでした。もうあの講義を受けてから20年近く経ちますが、細かいところまでは覚えていなくてもあの授業の事は今でも鮮明に覚えています。だってね、本当に面白かったんですもん。あー授業全部がこんな感じだったら僕ももうちょっとは真面目な学生生活を送ったんだろうなぁ(なんてちょっとセンチメンタルになってみたりなんかして(笑))。まぁ実際にはただ僕が悪い学生だったってだけの話なんですけどね。

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まとめ
いかがだったでしょうか?まぁ昔は悪い学生でしたが、今ではちょっとは改心して、学生のために授業を面白くしてあげたいなぁと真面目に考えるまでになりました。いつもあの名物教授の様な授業をやりたいなぁと頑張っていますが、なかなかあの域には届きません。本当にね、他人の興味を引くって難しいもんなんですよ。しかも、医学とかって感じの真面目な分野だとなおさらなのかな?って思います。

僕が、この名物教授の講義を受けたと言う経験から得た教訓は、
- 知識を教えるのも大事だが記憶に残らなかったら意味がない
- 自分の経験談を語るのを恐れない
- 何事にもストーリー性を持たせる事が大事
って感じの事です。今の僕にそれが出来ているかどうかはわかりませんが、なるべくこれらのポイントは踏まえる様に講義は作りますし、学生にも自分がプレゼンテーションなんかをする時にはこんな風にするといいよって感じに教える様にはしています(これが学生に本当に伝わってるかどうかはわかりませんが)。

でもね、自分の経験とかを話し始めると
とか
なんて事を言ってくる人が必ず出てくるってのも実際だと思います。でも、僕は、そんなn=1の経験でもきっと誰かの生きる為のヒントになるって事はあると思うんです。だからと言う訳じゃないですが、僕は、このブログを始めたって感じなんです(まぁちょっとカッコつけてますがね(笑))。まぁあの教授の様に面白おかしく記憶に残る様な記事が書ける様にと頑張っていますが、なかなかそう簡単にはいきませんね。でも、自分の経験談を話す事で誰かの心を少しで軽く出来る様にとこれからもコツコツと続けていこうとは思っています。いつかあの教授の様に語れる日を夢見て。

ゆーすけ
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