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どーも、ゆーすけです。
今でこそ大学で授業をやったり、研究室で学生を指導したりしてますが、学生時代は結構悪い子でした。もう時効だと思うから言ちゃいますが、とにかく授業をサボりました。夜更かしして昼ごろまで寝てました。そして授業が終わる頃大学に行っては友達と飲みに行きました。まぁ最悪の学生でした。こんなのが医者になっちゃのだから申し訳ない。
でさらに最悪な事にそこまで成績が悪かった訳でもないんです。すごく良い成績って訳ではないけど、そこそこだったんです。まぁやる事はそれなりにやってたんです、授業に行かないで。何人かの教授にはものすごく嫌われてました。そりゃそうですよね。授業には来ないのに留年する程悪くもない。今自分のクラスにそんな学生がいたら僕も嫌いになると思います。まぁそれぐらい嫌な学生でした。
でもね、言い訳する訳じゃないですが僕が授業に興味がなくなっちゃったそれなりの理由があるんです。
もくじ
授業がひたすらつまらなかった
そんな僕でも大学入学当初はさすがに授業に出てました。専門的な事を教えるのに面白い授業をするってものすごく難しいって事は、今だったら恐ろしい程わかります。でもそんな事学生にとっては関係ありません。その頃の僕もそんな感じでした。
といつも思ってました。もう生意気な学生です。
でも教科書に書いてある事をただパワーポイントに落として、専門用語を交えただひたすらに難しい話をされるだけって授業ばっかりだったんです。
聞いてても難しすぎてなんか眠くなるし、内容も教科書見ればわかるし、だんだん教室にただ座っている事がばかばかしくなっちゃったんです。最近は出席なんかもうるさくなってきて授業をサボるなんて出来なくなってきたのかもしれませんが、なぜか僕が学生だった時はサボってもほとんどバレなかったんです(もしかしたら完全にバレてたけど、ただ見逃してくれてただけだったのかもしれませんが)。まぁやっぱり今考えても最悪な学生ですよね(笑)。
名物先生現る!
でも授業全部がつまらなかった訳ではなく、それなりに面白いものもありました。その教授は子供の外科が専門で、自分で自分の事を「神の手」なんて言っちゃう様なちょっと変わった方でした。やる事も豪快でカルテ1ページ全面を使って一言「OK」とだけ書いちゃう様な人でした(今こんな事やったら怒られちゃいますよね)。
その教授の授業はとても面白いと有名だったので普段はほぼ学校にいない僕もこの教授の授業には迷わず出席しました。
どんな授業だったかと言うと
- スライドに文字は一言もなし。
- あるのは症例の写真やレントゲンのみ。
それを見せながら
とか
とか自分の自慢話を面白おかしく話しながらも、その分野の重要な疾患については完全に網羅していると言う様なものでした。
もうあれから20年近く経ちましたが、細かいところまでは覚えていなくてもあの授業の事は今でも鮮明に覚えています。あー授業全部がこんな感じだったら僕ももうちょっとは真面目な学生生活を送ったんだろうなぁ(なんてちょっとセンチメンタルになってみたりなんかして)。
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まとめ
まぁ昔は悪い学生でしたが、今ではちょっとは改心して、学生のために授業を面白くしてあげたいなぁと真面目に考えるまでになりました。いつもあの名物教授の様な授業をやりたいなぁと頑張っていますが、なかなかあの域には届きません。
この経験から得た教訓は
- 知識を教えるのも大事だが記憶に残らなかったら意味がない
- 自分の経験談を語るのを恐れない
- 何事にもストーリー性を持たせる事が大事
って事です。
自分の経験を話し始めると
とか
なんて言ってくる人が必ず出てきます。でも僕はそんなn=1の経験でもきっと誰かの生きるためのヒントになることはあると思います。だから僕はこのブログを始めました。あの教授の様に面白おかしく記憶に残る様なものを目指してはいますが、なかなかそう簡単にはいきません。でも、自分の経験談を話す事で誰かの心を少しで軽く出来る様これからも続けていきます。いつかあの教授の様に語れる日を夢見て。
ゆーすけ
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