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どーも、ゆーすけです。
僕は今現在、アメリカの片田舎で小さいながらも自分の研究室を持ち研究者をしています。ある時自分の経営上の失敗から自分の研究室を潰してしまいそうになり、うつ状態に陥りました。その時は毎日のように意味もなく仕事をクビになる恐怖に苛まれていました。
ここではそんな辛い状況にあった僕を救ってくれた家族の言葉を紹介してみたいと思います。
もくじ
全てを1人で背負ってる気になっていた
研究室を持つって言うのは、中小企業を経営するのに似ている様な感じがします。あの頃の僕は、初めて持った自分の研究室を成功させる事に夢中でした。そしてこれまでやった事のなかった経営というものに四苦八苦している状態でした。
もちろん経営者に近い仕事をしているのだから、自分が雇っている研究室のメンバーの生活や将来が僕の肩に乗っかっているのはわかっていましたし、それによってかなりのプレッシャーを感じながら生活をしていました。
また一方で、この頃の僕はなぜか研究室のメンバーの生活・将来だけでなく自分の家族の生活・将来までが僕の仕事の成功にかかっていると思ってしまっていたのです。確かに一家の大黒柱である自分に大きな責任がかかってくるのは当然なのですが、我が家は共働きなので全てが僕の収入に頼らなければならない訳ではないのです。
そうあの頃の僕は勝手に全てを自分1人で背負っている気になっていたのです。これが知らず知らずのうちに大きなプレッシャーになっていたんだと思います。
そこに予想外の財務上のミスを犯してしまい、今まで張り詰めていた糸がぷっつりと切れてしまったんだと思います。このちょっとしたきっかけで僕はパニックになって、うつ状態に突入していく事になります。
肩の力が抜けた言葉たち
ここからはちょっとした地獄でした。毎日夜は眠れなくなるし、ちょっと隙を見せると不安という名の悪魔が襲ってくるし。そして、研究室は潰れ、仕事はクビになり、家族は路頭に迷うと言う様な最悪の結末ばかりが頭の中をぐるぐる巡っていました。かといって職場では研究室がやばいなんてメンバーには言えないし、そのためにはポーカーフェイスでいないといけないしもう本当に辛い毎日でした。
でも唯一の救いだったのは、家族の前では辛い自分を出せた事でした。ここだけの話ですが、奥さんの胸で声を出して泣いたこともあります。苦しすぎて突然大声で叫び出したこともあります。たぶん側から見てたら何をそんなにパニクってるんだって感じだったとは思いますが、その時の僕は意味もなく相当テンパっていました。
そして毎日の様に
と家族に言っていました。
その時僕はおそらく「大丈夫だよ」と言って慰めて欲しかったんだと思います。
でも予想に反して家族から返ってきた言葉は
だったのです。
これを聞いて「あーこの人たちは僕の職業や収入なんて関係ないんだ。僕と言う存在自体を認めてくれいるんだ。」と起こってもいない未来に振り回されていた自分がバカバカしくなって、心がすっと軽くなった記憶があります。
それからなんとなくいろんな事が吹っ切れて気持ちが前向きになっていったのです。
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まとめ
たまたま僕は家族と言う存在が自分を辛い状態から引き上げてくれましたが、そうでない人もいると思います。この時の経験で学んだのは不安というのは起こってもいない現実に対する恐怖だと言う事です。
だからいろいろと最悪の事ばかりを想像してしまうと思いますが、僕が家族に言われた事の様に突拍子も無いことが起きたらどうしようと想像の方向を変えてみるといいのかもしれません。なんだかバカバカしくなってなんとかなる様な気になってくるから不思議です。
あと、今回の経験でもう一つ学んだのは、生きてりゃ仕事なんて何だっていい(のかも)と言う事です。仕事をクビになったらその時は辛いと思います。でも、そんな仕事をしてでも生き延びて、またそこから這い上がればいいんだと思います。今回幸運にも僕は仕事を失う事にはならなかったのですが、今後もし最悪仕事をクビになったとしても、それはそれとして吹っ切ることができる様な気がしています。
ゆーすけ
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